食事の時、普段ゆっくり話せないのもあり、
家族で話す場だからと、
つい小言を言ってしまったり、
話を聞いていて説教になったりすることが。
タサン志摩さんが、一生モノの料理のコツというので、
彼女がフランス料理を学んだのは、
食事を娯楽の一つと思うフランス人の考え方がとても素晴らしいと感じたかららしいです。
フランス人が食事をしている姿は、
家族や友人と集まり、その時間を心から楽しんでいるらしい。
フランス人の毎日の食事は、
前菜とメインディッシュくらいらしい。
日本と比べたらかなり寂しく感じるみたい。
昔、カナダにホームステイしたときもそうだった。
外国は、日本よりかなり質素だった。
で、フランスでは、
それも大皿や鍋のままテーブルに出したりするらしい。
盛り付ける手間はないのと、
洗い物も少なくて住むという利点が。
で、何より、食事を出した瞬間から、
作った人もみんなと一緒に食べ始めることができるという利点も。
取り分けながら会話も弾み、食べている人たちの笑顔も増えるのだと。
フランスの食事は2時間が当たり前。
子供が飽きてしまわないか心配していたようですが、長い食事の間、お子さんもずっと笑顔で楽しそうにしていたそう。
で、何より驚いたのが、本当によく食べたのだと。
きっと、その場の雰囲気を感じたのでしょう。
確かに、家だと食べない子供が、
保育園や幼稚園だとよく食べるというのはよくあることらしい。
タサン志摩さんは、
そのときに、食事は味や盛り付けではなく、
楽しく食べることが何よりも大切だと思ったようです。
家政婦として
多くの家庭に行って感じたのは、
ごはんを作ることが苦痛になっている方が多いということだったと。
フランスでは食事は娯楽なのに、日本では義務のようになってしまっている。
この差はなんだろう?と考えたとき、料理を作ることへの力の入れ加減なのではないかと思ったと。
たしかにそうだなと思う。
料理は毎日のことなので、
常に頑張る必要はないと思うと彼女が。
疲れているときはお惣菜を買ったり、
出前に頼ったりしていいと思いますといっている。
タサン志摩さんも、
テイクアウトや出前ももちろん利用するようです。
作っても作らなくても大切にしているのは、家族で楽しく食べることだといいます。
疲れた時に無理をしないで、便利なものを活用して、笑顔で楽しく食べることを意識してみてほしいと。
「ちゃんと作れなかった…」という気持ちになったら、時間があるときに凝ったもの作ればいいと思いますと。
自分の料理以外のものを食べることも大事なのだとも。
「おいしいもの」
「おいしくないもの」を知ることができたり、
次の料理に生かせたり、いろいろな学びがあるからということです。
だから、毎日頑張って作らなくても大丈夫。
という、彼女のを聞いていて、なるほどと。
楽しく食べるということが頭から抜けていました。
勉強も生きることも、
楽しむことってやはり大事なんだなと思います